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ユースケース

Trustable Internetのユースケースを説明します。現状のTrustable Internetを構成する技術はここで挙げたユースケースに対してまだまだ不十分ですが、今後これらのユースケースで利用していただける技術になるよう研究開発を行っています。

ユースケース1. ソーシャルメディアに投稿された情報の真偽判定

能登半島地震ではさまざまな偽情報がSNSに投稿されて問題になったように、不注意や勘違い、もしくは悪意により誤った内容を含む情報がインターネット上で投稿されることがあります。Trustable Internetでは、このような情報に対して、問題に気づいた人が注意喚起の情報やその根拠を付加したり、自動でインターネット上からその情報が誤りであるという(もしくは正しいという)根拠となる情報を集めて付加したりできます。これにより、投稿を見た人は付加された情報を使って、インターネット上の情報の信憑性を判断したり、根拠を理解したりできます。

ユースケース2. 文章の校閲

ユーザが文章を書く際、誤情報を発信しないようにユーザ自身で内容に誤りがないかをチェックできます。例えば、SNSに投稿する前に自身の投稿の内容に対して、その内容が正しいこと、もしくは誤っていることの根拠となる情報を自動でインターネット上から収集して分析を行い、誤情報が含まれていないかを確認できます。

ユースケース3. ファクトチェック作業のサポート

ファクトチェック事業者は、さまざまな情報を集めて多角的にニュースやSNS投稿などのインターネット上の情報に対して正確性・妥当性を検証するファクトチェックと呼ばれる作業を行っています。Trustable Internetでは、手動もしくは自動でその情報が正しいこと、もしくは誤りであることを示す根拠となる情報が付加されるため、この情報を参考にすることで、ファクトチェックを行う際の作業量を軽減できます。

ユースケース4. 問題となりうる記事の探索支援

ファクトチェック事業者は、ファクトチェックの必要性を示唆する情報(端緒情報)を探す必要があります。また、一般の企業も、SNS等でその企業に関連する誤情報が流れていないか確認する必要が生じてきています。Trustable Internetでは、情報が誤りであることを示す根拠となる情報が付加されることが期待されるため、付加された情報を利用して、問題となりうる情報を素早く見つけることができます。

ユースケース5. ファクトチェック記事への導線

ファクトチェック事業者は、SNS投稿やニュース記事などに対してファクトチェック記事へのリンクを含む情報を付加することで、多くのインターネット利用者にファクトチェック記事にアクセスしてもらうことができます。これにより、ファクトチェック事業者は、より多くのインターネット利用者に対して情報の正確性・妥当性の検証結果を届けることができるようになります。

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