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技術概要

VC-Token Federation

発行するNFTと個人情報を紐づけ管理し、NFT保有者の証明が可能に

 NFTやブロックチェーンの仕組みを使って、コンテンツの所有権や、コミュニティの参加者が持つ権利を、透明性高く、安全に流通することが可能です。一方で、ブロックチェーン上で共有することが難しい、個人情報などの機微情報をうまく活用して新たな価値を生み出すためには、さらに工夫が必要です。

 Data e-TRUSTのデジタル証明書機能(*)により、慎重な管理が必要な個人情報などをData e-TRUST上で証明書として保管します。これらの情報を分析・活用して生み出される新たな価値や権利を、ConnectionChainの機能を使ってNFTとして発行します。さらに、Data e-TRUST上の証明書の保有者と発行したNFTを紐づけ管理します(証明書の保有者=NFT保有者として管理)。これにより、NFT確認者はNFTを起点に、その保有者に(証明書中の)詳細情報の開示を要求することができ、NFT保有者は相手(NFT確認者)に応じて選択的に情報開示を可能にします。もちろん、開示した情報は、証明書の発行者=NFTの発行者が発行した改ざんされていない情報であることを検証可能です。

(*)詳細はData e-TRUST機能説明書をご参照ください

VC-Token Federationの概要図

ユースケース例

 本APIを使うと、例えば、ビジネスアイディアコンテストの受賞証書と記念のNFTを発行できます。NFTには必要最低限の情報しか掲載できませんが、ブロックチェーン上に永続的に保存されるメリットがあります。これを自身のSNSなどで紹介し、スキルとして広くアピールすることができます。さらに、NFTを起点に受賞証書の発行元が確認でき、必要に応じて詳細情報を開示することで、大学入試や就職活動時に受賞歴を示すこともできます。

  • ブロックチェーン上に永続的に記録が残り、SNSなどでNFTを示して、コンテスト受賞をアピールできる
  • NFTを起点に、受賞証書の発行者を検証できる
  • 個人情報など広く公開する必要がない情報は、必要な相手に必要な項目のみ開示できる

VC-Token Federationの概要図

パートナー様実証事例

金沢工業大学様

VC-Token Federationの事例です。 金沢工大様主催の金澤月見光路において、来訪者の特別な体験をNFTとして残しました。

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