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はじめに

本ドキュメントは、「Trustable Internet」の考え方をもとにユーザが入力した言説を真偽判定するWebアプリについて説明します。このWebアプリは、ユーザが確認したい言説をチャット形式で受け付け、真偽判定技術により分析します。本ドキュメントではWebアプリの操作方法や制限事項、Webアプリを支える真偽判定技術(分析部・基盤部)の詳細、ユースケースなどを紹介します。

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真偽判定技術とは

真偽判定技術は、入力された言説を、独立した4つのタスク(①クレーム抽出・②証拠収集・③真偽判定・④根拠説明)により分析を行い、言説の真偽判定を行う技術です。

具体的には、入力された言説から「客観的な証拠情報に基づいて真偽判定が可能な情報」を抽出し(①)、分析対象を絞ります。絞った対象に関して、それを裏付ける証拠をSNS、Webなどから収集します(②)。収集した情報から信憑性の高い情報に重み付けをして真偽判定を行い(③)、その判定を裏付ける根拠説明文を生成します(④)。

特に、「証拠収集」では Trustable Internetの主要機能として発表済みの「エンドースメントグラフ」で証拠情報を管理する基盤を活用することで、証拠提供者の確からしさをDID/VCの枠組みで確認することができ、専門家からの信憑性の高い情報を区別できます。また、「真偽判定」ではユーザが信頼を置いている情報源を基準に、証拠に重み付けを行うことで、納得性の高い根拠説明文を生成できます。

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