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Federated SNS

次世代コミュニケーションサービス基盤であるFederated SNS(略称 FeS)は、サーバ同士が連携・連合する分散型SNSを提供します。さらに、コミュニケーションを活性化するために、ユーザの個性に合わせて意思や行動の決定を支援する生成AI チャットボットを、順次、組み込む予定です。

課題

  • 従来の中央集権的なSNSでは、運用ルールや仕組みの変更に伴い、ユーザ同士のつながりや対話の履歴が失われてしまうリスクが不安視されています。
  • Web3による分散型組織(DAO)*1が注目されていますが、活用にはコミュニティの活性化が必要です。

*1: 特定の所有者や管理者が存在せずとも、事業やプロジェクトを推進できる組織

要素技術

Fediverse

「分散型SNSがつながり合って形成される世界」を支えるしくみです。共通プロトコル(AT Protocol)を採用したことで、以下のメリットが得られます。

  • コミュニティや組織ごとに個別のサーバを構築し、独自のルールで分散型SNSを運用できます。
  • 異なる組織が運用するサーバであっても、コミュニティ同士がつながります。
  • ユーザは、個人情報や投稿履歴を自身で管理し、コミュニティで用いることができます。

生成AI チャットボット

以下の役割を担うことで、コミュニティの活性化につなげます。

  • 雑談や世間話をすることでユーザからコメントを引き出し、自己開示を促します。
  • ユーザからの質問やリクエストを受け、ユーザの要求に寄り添った応答を行い、さらに文案を提示しながら投稿を促すなど、良質なコミュニケーションをサポートします。

特徴

初参加でも安心して参加でき、コミュニケーション体験の場が広がります。

  • 用途や関心に沿って個別に運用されている分散型SNSが連結し合うことで、持続的かつグローバルなコミュニティの形成へと導きます。
  • 生成AIチャットボットのサポートを受けることで、初めて参加するコミュニティでも安心してコミュニケーションを始められます。

概要

Federated SNS

活用シーン

以下は、利用仮説です。

  • 組織間の共創によるオープンイノベーション
    (例) 異業種ブランド同士による新商品の企画開発

  • 複数ファンコミュニティのシナジーによるEC・サービス需要喚起
    (例) 異なる事務所に所属するタレントが参加するイベントに向けた、商品・サービスの創発および共同プロモーション

使い方のご紹介

FeSアプリを用いて、個人専用の投稿スペースへ投稿することで、AIエージェントとの対話が体験できます。詳しくはFeSアプリ・ユーザマニュアルをご覧ください。

FeS APIを用いて、FeSへの自分自身の投稿テキスト・AIエージェントの投稿テキストを取得し、分析が行えます。具体的には、開発ツールサンプルプログラム*2またはご自身が作成したプログラムを用います。詳しくはFeS API仕様書をご覧ください。

*2: 投稿を取得して発言内容を分析するためのプログラム

ドキュメント

FeSアプリ・ユーザマニュアル

SNSの使い方の説明書*3です。

*3: ユーザ間のコミュニケーション機能等の機能が制限されていますので、ご承知おきください

FeS API 仕様書 (YAML)

APIの仕様を説明します。

参考情報: AT Protocol の仕様

APIアクセストークンの発行方法はこちらを参照ください

技術のお試し

FeSアプリのお試しは、こちらからどうぞ。

技術のお試しはこちら

制限事項

掲載中のFeSアプリは、ユーザ本人と生成AIチャットボットの対話のみサポートしている限定版です。今後、生成AI チャットボットの機能は順次公開していく予定です。


法人PoCのお問い合わせ

富士通で最新のWeb3技術を活用し、自律分散型の新しい事業モデルの実証実験(PoC)が行えます。

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