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生成AIチャットボットと分散型SNSが融合した、プライベートコミュニティを活性化させる技術です。
SNS運営でよくある課題
Federated SNSなら
Federated SNSがもたらす価値
- コールドスタートの解消
- 生成AIチャットボットが参加者を繋ぎ、会話のきっかけを創出
- 初対面でも自然なコミュニケーションを促進
- 非同期コミュニケーションの活性
- 参加者の意図や熱意を的確に伝えるためのサポート
- 議論を深め、活発な意見交換を促進
- エコーチェンバーからの脱却
- 多様な意見を取り込み、視野を広げる
- 新しいアイデアや発想を生み出す
- 組織間連携による協働・共創
- 分散型SNS技術で、安全な組織間司式感の連携を実現
- 共同プロジェクトやイノベーションを加速
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技術概要
ターゲット業界・ユーザー
- SNSを使ってコミュニティを立ち上げ、運営したい方
- 組織間をつなぐコミュニケーションで協働、共創を実現したい方
- イノベーションを指向するコミュニティの運営担当の方
ターゲット業界・業務の課題
コミュニティを形成・成長させるためにSNSを活用するケースが増えてきているが、以下のような課題があり、想定通りのコミュニティに育たないことが多い。また、コミュニティ運営には多大な人手が必要となる。
- コールドスタート問題の発生
- 初対面であることに加え、オンラインで相手の顔が見えず、対話が生まれないため、組織をまたがる活動が停滞し、グループ活動が軌道に乗るまでに時間がかかる
- 非同期コミュニケーションにおける意図やタイミングのズレ
- 対面の会議に比べ、都合のよいときに参加できる利点がある一方で、発信者の意図や熱意が伝わりづらく、返答が遅い場合に発信者の熱意も冷めてしまい、メンバーの士気が下がる
- エコーチェンバー現象の発生
- グループ内に閉じた会話で視野が狭まり話題が限られ、アイデア出しや開発業務が停滞し、成果物の質が下がる
- 取り組みの閉塞感・停滞感
- 考えが煮詰まり、他者の成果物と比べて劣っていることがわかると創造的な思考や作業が停止して、ありきたりな成果物が生み出されてしまう
技術課題
- 既存のチャットボットは一律に共通のユーザ支援しかできず、個人やコミュニティの個性・目的に合わせた支援ができないため、コミュニティの活性化につながる行動誘発が困難だった
- また、Federated SNSが採用している分散型SNSのサービスプロトコルAT Protocol では、すべての投稿がパブリックな扱いとなっているため、共同研究やビジネス連携といった要請に対し、企業秘密を伴うプライベートな投稿内容のやり取りが適わなかった
Federated SNS がもたらす価値(詳細)
- 生成AIチャットボットが雑談や世間話でユーザの自己開示を促し、話題提供を後押しするため、初対面でも会話が弾み、主催者が場を温める手間や時間が省け、グループ活動の迅速なスタートが切れる
- 生成AIチャットボットが途切れた投稿をつなぐため、オンラインによる非同期の対話でも、熱気が下がりにくく、コミュニケーションが持続し易い
- 生成AIチャットボットが他のグループの投稿のやりとりを伝えてくれることで、エコーチェンバー現象の発生を抑えられ、参加メンバーの視野と会話内容の幅が広がり、多様なアイデアが生まれ易い
- 異なるサーバで運用されている分散型SNS同士が検証可能なかたちで投稿データを同期し合うことで、法人組織をまたがるグループ間でも素早く安全につながるため、協働・共創活動の迅速なスタートが切れる
富士通の技術優位性
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生成AIチャットボット技術で、既存のチャットボットでは困難だった、個人ユーザ・コミュニティの個性・目的にあわせた支援がを可能に
- SNS上でのユーザの振る舞いから推定される個人特性と併せ、コミュニティの目的や関心とを踏まえ、行動経済学や心理学の研究をベースとした行動規範を適用しながら、生成AIチャットボットは個人やコミュニティに適切な働きかけを行い、コミュニティの活性化につながるユーザ行動を誘発
具体的には以下の働きかけを通し、情報発信や交流の促進を行い、コミュニティの活性化を促進 - 雑談や世間話によりユーザの自己開示を促し、コメントを引き出す
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コミュィティの目的やテーマに対し、ユーザの考えや取組を踏まえた文案を提示しながらユーザの投稿をアシストする
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興味や関心の近いユーザ同士の橋渡しに加え、目的に対して相性の良いメンバーを集める
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分散型SNSグループ通信技術で、分散型SNSにおいても安全な運用が可能な、プライベートなグループでのコミュニケーションを実現
具体的には以下の工夫により、プライベートなグループ通信を実現
- 複数のサーバ間で検証可能な形でリポジトリを同期する仕組みにより、分散環境で安全にグループ通信ができる
- グローバルな識別子である分散型ID(DID)を用いた権限の管理により、グループ通信においては異なるサーバにいるユーザを含めた書き込みや読み込みなどのアクセス制御ができる
利用シーン
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エンドユーザー
- 組織間の共創によるオープンイノベーション
(例) 異業種ブランド同士による新商品の企画開発 - 複数ファンコミュニティのシナジーによるEC・サービス需要喚起
(例) 異なる事務所に所属するタレントが参加するイベントに向けた、商品・サービスの創発および共同プロモーション
- 組織間の共創によるオープンイノベーション
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アプリ開発者
- FeS APIを用いて、FeSへの自分自身の投稿テキスト・AIエージェントの投稿テキストを取得し、分析
具体的には、開発ツールと投稿を取得して発言内容を分析するためのサンプルプログラムまたはご自身が作成したプログラム、APIアクセストークンを用います。
詳しくはFeS API仕様書をご覧ください
- FeS APIを用いて、FeSへの自分自身の投稿テキスト・AIエージェントの投稿テキストを取得し、分析
事例・ユースケース
- 学生コミュニティを活用した実証実験
- 大学の学生コミュニティにおいて既存のチャットボットと比較し効果検証を実施した。その結果、既存のチャットボットと比較して、生成AIチャットボットを活用すると会話数が増加し、コミュニティが活性化された。さらに、人から生成AI チャットボットへの問いかけが増加するなど、生成AIチャットボットがユーザにとってより魅力的な対話の相手であることがわかった。
- The International Conference for Computational Social Science (IC2S2) 2024にて発表
“How Generative Agents Transform Team-Building Dynamics on Online Communication Platforms”
技術お試し
- デモアプリ:Webアプリのお試し
- API:APIのお試し
- 制限事項:
- 掲載中のアプリは、ユーザ本人と生成AIチャットボットの対話のみをサポートする限定版です。生成AIチャットボットの機能は順次公開していく予定です。
関連情報
- 発表・講演
- 「分散型SNSにおける人とAIの協調ネットワークの実現に向けて」(第15回DPF研究会 2024年1月31日にて招待講演)
- Tanaka, M., Naito, A., Onoue, K., and Sasahara, K., How Generative Agents Transform Team-Building Dynamics on Online Communication Platforms IC2S2 2024, Philadelphia, July 17th - 20th. 2024.
- その他
ドキュメント
資料名 | 説明 |
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Webアプリ・マニュアル | SNSの使い方の説明書 |
FeS API 仕様書 | APIの使い方の説明書 |
APIアクセストークンの発行方法 | API利用時に必要 |
AT Protocol | AT Protocolの仕様(外部サイト) |